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株式会社 刈谷鉄工


提案できる企業を目指して


社長

高知県南国市岡豊町中島366番地1
TEL: 088-866-3055
FAX: 088-866-3058

【製造部品】
船舶部品、大型歯車
建設機械部品、
各種機械加工、塗装、組付
中空形成機、クレーン
廃プラ小型造粒装置
シールラベル処理装置





60年の実績をもとに


溶接

60年にわたって培った高度な溶接技術を基礎として、各種機械部品の製造、加工、組立を行なっています。
また、様々な部品の製造、加工を請け負う中で蓄積した技術により、お客様のニーズに応えるだけでなく、より良い製品を提供するための新たな提案も出来る企業になっていきたいと思っています。
最近では特色のある機械の自社開発も積極的に行い、下請け企業からの「メーカー」への脱皮も目指しています。
これからはソフト面、研究開発面の強化を図り、自社開発商品を充実させるなどして、従業員の夢を広げたいと思います。



様々な形でお手元へ


県内には当社の製品を必要とする企業が少なく、お客様のほとんどは県外です。
県内からの受註は全体の15%程度でしかありません。
交通の便の悪さに伴うコスト面での不利や時間のハンディを、製品の信頼度、完成度の高さと納期の厳守、コストパフォーマンスの高い製品を提供する事で乗り越えて来ました。


歯車

●歯車
主力製品のひとつ歯車類は、30年以上前から取り組み、納入先から認められるまで3、4年かかりました。
在来品は鋳鋼が多かったのですが、鋳物だと製造に時間がかかり、歯車の強度に問題が出る場合もありました。
当社では円形の鉄塊に鍛造のリングを溶接する方法を取り入れ、在来タイプの製品の半分以下の納期で製造出来るようになりました。
各種船舶や大型機械、水門の開閉装置用ギアなどとして広く使われております。


●中空形成機
各種プラスチック容器を製造する中空形成機は、大手メーカーから多数の部品の発注を受けているほか、アセンブリーを任されることもある、これも当社の主力製品のひとつです。
最近では、その製造と部品加工技術を見込まれ、中空形成機のコアとも言える樹脂を押し出す先端部分、口金の製造も始めました。
当社の口金付きの中空形成機を使っているメーカーは、大手マヨネーズメーカーの容器の供給をほぼ独占しており、当社の製品から生まれた容器が多くの家庭の冷蔵庫の中に入っている訳です。


クレーン

●クレーン
県内企業から受注できるものにクレーンがあります。
建物の高さや広さの問題で既製品が設置できない場所、言い換えれば同業他社が投げ出したところに、オーダーメイドのクレーンを製造、設置しています。
最近も、天井の高さが一部不足した場所に、懸垂装置を下付けにするなど工夫を重ねた装置を設置しました。
クレーンの製造、設置は年に数件受注しております。



下請けでも独自技術を


現場

当社では、受注先を特定の会社に集中しないよう努力しています。
この受注方針に伴い、当社の生産方式は小ロット多品種生産になっており、
工場内では、色々な形の製品が同時並行で生産されています。
小ロット生産は手間もかかるのですが、様々な分野の企業とお付き合いでき、総合的な技術の蓄積ができると思っています。
この技術とは、品質や難しい物を作るだけに向けられるのではありません。
下請け企業は発注元からの厳しいコストダウン要求にさらされます。
確実に利益を確保するために、決められた価格という制約の中で、いかに優れた製品を納入するか、それに加えてコスト管理を徹底し、利益を生み出すノウハウも必要です。
これも技術のひとつと言えるかもしれません。



カッター&ミキサー君


カッターミキサー

当社では下請けだけでなく、自社商品の開発にも力を入れています。
ビニールの袋など廃プラスチックを粉砕し、粒状にして処理しやすくする廃プラ小型造粒装置「カッター&ミキサー君」はその記念すべき第1号です。
2008年、緑化資材販売会社から「種の入っていたビニール袋を処理できる機械が作れないか」という打診を受けた造粒機メーカーを経由して、当社に開発依頼が舞い込みました。
小型で移動可能な上に、破砕、粉砕、造粒能力の1台3役の機能が求められました。
県内のプラスチック処理会社からの助言も得て1年ほどで開発が完了、翌年度からは各地の展示会に出品しました。
同年度の県産業大賞にも応募し、産業賞を受賞しました。
高価な機械ですが、これまでに18台販売しました。
現在も品質の劣るビニール類でも確実に処理できるように改良を続けています。



ラベルカッター君


ラベルカッター

次に取り組んだのがシールラベル処理装置です。
折角培った破砕技術を応用する道はないかと考えているところに、展示会でカッター&ミキサー君を見た大阪のシールラベルメーカーから開発の打診がありました。
シールを作ったあとには、網状の枠が残ります。
この枠は巻きとって処理しますが、紙やフィルムで出来た枠にはシールと同じように粘着剤がついています。
そのため処理が非常に厄介で、大量生産するメーカーになるとその処理費用も多額になってしまいますので、これを完全に破砕できると処理も楽になるだけでなく、紙やフィルムの再生資源原料として販売できるようになります。
これまでは紙の処理しか出来ないドイツ製の高価な機械しかなかったそうですが、ラベルカッター君の登場で、フィルムの処理も出来る上に格安ということで、発注先からも喜んでいただけました。
今後は、ラベルメーカーが生産ラインを増設するタイミングを狙って、積極的に売り込みをかけたいと思っています。



利益を分かち合い永続する企業に


社屋

当社の基本理念の中には、設備投資以外の借入金をなくす、という事があります。
また、全国各地の企業から受注し、1社当たりの受注比率を高くても20%に抑える事で、受注の平準化を実現し経営の安定化を目指しています。
企業にとって重要な要素のひとつは長く永続出来るかという事ではないでしょうか。
無借金経営、受注先の平準化はそのために重要な要素です。
更にもう一つ大切なことは人材の育成だと思っています。
溶接技術で一人前になるにはセンスのある人でも最低5年かかります。
かつて、当社の従業員はベテランばかりで若い人が少なく、技能の伝承を危ぶんだ時期もありました。
しかし、最近では若い従業員も増え、お互いに切磋琢磨しながら頑張っており、心強く感じています。
当社は、製造技術力は十分あると考えていますが、これからはソフト面や研究面でもその範囲を広げ、その方面でも活躍できる自社の人材を育てたいと思っています。
そのため、新たなリクルート活動も行なっており、将来に道を繋げていきたいと考えています。




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