ひだか和紙有限会社

　和紙、世界一薄い和紙、土佐和紙、楮紙、典具張紙、ランプシェード・提灯用紙、ラッピング...

登録日：2010年03月01日　更新日：2013年01月15日　印刷用ページを表示する

世界一薄い紙　典具帖紙

創業六十年、和紙ひと筋を貫いています。製紙ではなく、和紙。私どもの社名には、その紙へのこだわりが込められています。ひだか和紙は昭和24年、日高村日下という谷合いの里に暮らす土佐典具帖紙の漉き家十軒が集まり、前身となる輸出典具帖紙協同組合を設立したことに始まります。当時、手漉きの典具帖紙はタイプライター用原紙として盛んに海外に輸出されていました。その手漉きの手技が長年の研究と努力の末、機械漉きの技術に持ち込まれたのは昭和44年。記念すべき懸垂式短網抄紙機の一号機は私どもの工場から生まれました。その後、現在のひだか和紙に社名を変更。和紙ひと筋を貫いています。
土佐典具帖紙の手漉きから、時代の要求にそえるよう伝統の原料処理を活かし、和紙製造一筋に取り組んでまいりました。時代ごとに変化する、お客様の厳しい要求を頂き、解決してくることにより、自社の技術的グレードの向上、新しい技術の開発に努め、小さいながらも特色のある抄紙メーカーに育てて頂きました。

主な実績

昭和54年　高知県　土佐紙品評会　最優秀賞　受賞
平成24年　独立行政法人　産業技術総合研究所四国センター（通称STEP）より世界一薄い和紙　典具帖紙2,0g／平方メートルが革新技術賞　最優秀賞　受賞

基本情報

会社名	ひだか和紙有限会社
代表者名	代表取締役鎮西　まり子
住所	〒781-2152 高知県高岡郡日高村沖名3486番地1
Tel / Fax	0889-24-7857 / 0889-24-7858
ホームページ	http://www.hidakawashi.com/
メール	info@hidakawashi.com
資本金	500万円
年商	10,000万円
設立(創業)	昭和24年4月
従業員数	10人
主要取引先	古松（株）　東京リボン（株）
所属団体	高知県製紙工業会　高知よさこいfactory

沿革

昭和24年04月: 高知市旭町に輸出典具帳紙協同組合を設立
昭和62年08月: ひだか和紙有限会社に商号変更
平成19年03月: 中小企業の新たな事業活動の促進に関する経営革新計画の承認を高知県より拝受。
平成19年11月: 地域産業資源活用事業計画承認を四国経済産業局より拝受。
平成21年01月: 高知県紙産業技術センターとの共同研究課題が科学技術振興機構（JST）により採択される。
平成23年02月: 特許庁に対し、「非木材パルプの製造方法および紙」の名称にて高知県と共同特許出願
平成24年03月: 独立行政法人産業技術総合研究所四国センター（通称STEP）より世界一薄い和紙典具帖紙2.0g/平米が革新技術賞最優秀賞を受賞

製品・設備技術概要

機械漉きながら、一見、手漉きかとみまがうほど。典具帖紙から今までにない新しいテイストの独創和紙まで、古き、良き、新しき紙を作っています。土佐典具帳紙は、昔から「かげろうの羽」と形容されるほどの日本一の薄さを誇る楮紙です。また、ひだか和紙は薄さだけではなく、塩素未使用漂泊で、神々しいばかりの紙の白さにもこだわっています。

主要取扱品目(1)

塩素未使用漂白　典具帖紙　　修復業界からのニーズに応え、塩素を使用せずに弊社独自の方法により漂白した典具帖紙です。厚さわずか0.02ｍｍ（2.0g/1m2）のものから取り揃えております。補修対象を邪魔しない薄さ、地合の肌理細かさ、劣化・変色の原因となってしまう塩素を漂白に使用していないという、修復、補修に必要不可欠な条件を全て満たしています。

主要取扱品目(2)

ラッピング用紙　　簡易化、簡素化、効率化の世の中。それでも、贈る気持ちを伝えるには、手間を省くのではなく、手間をかけ、心をかけることが大切です。その心は和紙にあり和紙の持つ温かい質感でやさしくつつむ私どものラッピング用和紙が、大手ラッピングメーカーに採用され続けて数十年になりました。色（先染、後染）、添加素材等、オリジナル和紙の製作にもお応えいたします。

主要取扱品目(3)

楮（コウゾ）紙
典具帳紙、ラッピング用紙以外にも、照明・インテリア関係や、美術紙、高級印刷用紙、ちぎり絵原紙、掛け軸の裏打ち紙など、様々な楮紙を取り扱っております。
原料産地の選択、配合の調整等、試験的な抄紙に対するご要望にもお応えいたします。

主要取扱品目(4)

オリジナル和紙
和紙の『相談窓口』として、あらゆる紙のご相談を承ります。
例えば、紙のながれに対して垂直に落水をかける等、他社では実現できなかった技術で、様々な意匠ニーズにお応え致します。加工しづらい楮和紙を長い間漉いてきてこそ、出来る事があります。是非、和紙に関する疑問がございましたら、ご遠慮なく当社までお問い合わせ下さい。