トップページ > 高知精工メッキ 機械加工から表面処理まで一貫生産
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製造風景
社長

高知精工メッキ株式会社


「新しいもの」「難しいもの」「特殊なもの」に挑戦します


高知県南国市日吉町2丁目1番12
TEL:088-864-2260
FAX:088-863-5236


【営業品目】
(各種電気めっき)金、銀、銅、
各種合金めっき、錫、ニッケル、クロムなど
(その他表面処理)無電解ニッケル、
無電解錫、アルマイト、黒染、酸洗いなど
(機械加工・組立)MC・NC旋削、フライス、
研削、鋸切断、溶接、組立など



めっきと加工の両輪で


製造風景

当社は農機具部品のめっき専業メーカーとして1961年(昭和36年)に創業しました。

いまの受注比率はめっきと機械加工が半々になっています。
農機具生産が先細りになる中で、生き残りをかけて機械加工にも乗り出した訳ですが、めっきを主とする表面加工技術がある事によって、表面仕上げが必要な特殊な機械部品の発注も多数受けています。

自社内にめっき設備がある大企業は別として、下請け企業で両方の加工が出来る会社は少なく、四国内では当社だけではないかと思っています。
受注先の3分の2は県外企業ですが、その範囲は瀬戸内沿岸地域を中心に、西日本各地に広がっています。





常に新しいもの作り


サンプル

どのような製品にどのような目的でめっきするのか、完成品の用途などによって、めっき液の成分を変える必要があります。
温度管理や撹拌などはノウハウの固まりで、当社はこれらのノウハウを小さな工夫の積み重ねによって培ってきました。
日進月歩の技術革新に合わせて自己変革していく事が必要ですし、それを支えるのは人材です。
当社では製造に従事する社員のほとんどが3年から5年の間に2級技能士になり、今では約100人の社員のうち2級以上の技能士は57人、うち1級技能士が20人います。
約20年前から全社的に取り組んできた成果で、社員に占める技能士の比率は非常に高く、この点は当社の誇りですし、2010年には「技能検定に係る優良事業所」として厚生労働大臣表彰を受けました。



独立した製造受注企業として


製造風景

当社は農機具メーカーの子会社として発足しましたが、少しずつ独立色を強め、今では完全に独立した企業に脱皮しています。
独立企業として生きていくということは、困った事があっても自らの力で解決する必要があるということです。
しかし、幅広く仕事を引き受ける事が可能になり、それによって技術の幅と深みが増してくるという事でもあります。
特定の取引先に依存する事は避け、1社への依存度は受注総額の2割以内を基本として幅広い業種の企業から受注いただくよう努力しています。





海外シフトに抗って


かつてめっき部品の主力のひとつだったものはデジカメや携帯電話用などの電子部品でした。
ところが、数年前より電子部品関連製品は海外企業に発注されたり、発注元だった部品会社そのものが海外に移転したりで、ガックリ減っています。
今では、技術やセキュリティー面で海外メーカーでは対応できないものや、比較的大きな部品の加工が多くなっています。
国内には手間のかかるもの、技術や工夫が必要とされる部品の少量発注が残ったという事です。
もちろん、電子部品の受注減は当社にとっても痛手ですが、いま残っているニーズは当社の得意分野ですので、技術をますます磨いてこのニーズをしっかり掴み、大きな柱に育てたいと思っています。



震災復興のお手伝いも


製造風景

比較的大きな部品の受注は減っていないこととも関連しますが、昨年は東日本大震災の復興に関係する仕事が出来ました。
津波にのまれた受配電施設の部品の再生依頼が続いたのです。
塩水につかった電気設備は整備が必要で、新しいものに取り替えるのもひとつの手ですが新規に作ることは時間もかかり費用面でも大変で、多くの場合は機械を分解してオーバーホールしたようです。
その中で、接点など再めっきが必要な部品がたくさん出ました。
部品には塩分など汚れも残っており、場合によっては手作業で下処理をするなど、とても手間がかかりますし、極端な場合は朝届いて「夕方までに仕上げて欲しい」という注文もありました。
タイトな納期設定に手間のかかる作業、残業や土日返上はザラという時期が正月まで続きました。
とても大変でしたが、発注元から「助かった」という連絡をいただくと、少しは復興のお手伝いが出来たと感じて疲れも吹き飛びました。
最近は、震災復興を優先したため通常の検査や点検が後回しになった設備の注文が来るようになっています。





瀬戸大橋の記念品


金めっきボルト

当社には「1988年4月10日、瀬戸大橋完成記念」と刻まれた金めっきのボルトが残っています。
取引先のボルトメーカーの依頼品で、大橋に使われた高炭素クロム軸受鋼鋼材のボルトにニッケルで下処理し、その上に0.05ミクロンの金をかぶせました。
当初、50個程度の注文だったものが、追加注文を受けてあわてて専用治具を作って対応したという話が残っています。
古いものですが、当社の技術への信頼の証だと感じていますし、四国の夢の橋に当社が関わっていた事そのものが誇りです。





環境への配慮も


タンク

当社のめっき部門は本社に集中しています。
3階の本社社屋と隣接する工場に全自動バレルめっき装置と呼ばれる小部品を作るラインが金や銀、ニッケルなど7系統あるほか、主に大きい部品を手作業で処理するラインも多数あります。
また、一度に6000リットルの溶液が入る大型槽も2つあり、ここでは当社の主力製品のひとつ、糸や繊維を巻き取る1~2メートルのロールをクロムめっきしています。
このロールの加工は偏心があると使い物にはならないため精密さが要求され、表面もキズ一つ付けるとダメになるもので、機械加工と表面加工の融合という当社技術の面目躍如と言える製品です。
クロムめっき液は毒性が強く、万が一の漏洩を防ぐためにプール状の部屋に大型槽を設置し、さらに部屋の下には点検ブースも設けています。
また、出来る限りめっき槽自体を2階に持って行き、地面から離す事で土壌汚染を防ぐように配置変えも進めています。



キラリと光る製造受注企業に


本社

2009年9月、表面加工と機械加工という当社の強みを更に強化するため南国市上末松に長岡工場を新設しました。
同工場では造船用など大型部品の加工を行なっており、現在16人が働いています。

空いた本社のスペースはめっき工程の強化や、機械加工でも表面処理が必要な部品や小部品を作るスペースに充てることができました。


長岡工場

当社は、部品加工と表面処理技術に特化し、これからも100%下請け企業として頑張ります。
機械加工と表面処理というふたつの作業が出来ることは当社の誇りですし、これからもこの両輪をますます伸ばして、キラリと光る他社が追随できない下請け企業であり続けたいと思っています。




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